日商簿記3級の試験を受けようか考えてるんだけど、試験日とか検定料を知りたいな。あと、合格率と勉強のやり方も知りたい。
その悩みお任せください!日商簿記2級、FP、ビジネス実務法務検定など資格を14個保有し経理業務の経験ありの私が、詳しく解説!私は、日商簿記3級を正社員で働きながら、市販のテキストを使い独学で一発合格しました。
この記事を読むことで、以下のことが分かります。
- 日商簿記検定とは?
- 日商簿記検定3級を勉強するメリット
- 日商簿記検定3級の試験日
- 日商簿記検定3級の合格点、受験者数、合格率
- 日商簿記検定3級の勉強時間の平均
- 日商簿記検定3級を合格するためのポイントや勉強法
詳しく解説していきます。
日商簿記検定とは?
日商簿記検定は、日本商工会議所主催の資格試験です。
事務系資格の中で、何十年も前から非常に人気であり、社会で評価の高い資格です。
一度合格すれば、ずっと持っていられます。
また、数字にも強くなり、経理業務に非常に知識を活かせる資格です。
この資格を持っていると、経営や経費科目についての知識も身に付きます。
日商簿記3級は、商業簿記のみの試験です。
日商簿記2級になると商業簿記だけでなく、製造工場で使う工業簿記も試験に入り難易度が上がります。
個人事業主、フリーランス、会社経営者、お金に関わる仕事をしている人にはオススメの資格です。
日商簿記3級の試験日と一年に受験できる回数
日商簿記3級の試験は、一年に3回あります。
日商簿記3級の試験日は、「毎年6月、11月、2月の日曜日」となっています。
試験日程の時期は、ほぼ毎年同じになっています。
年齢や受験回数の制限はなく、合格するまで何度でも受けられます。
また、高校卒業や大学卒業など学歴の要件もなく受けることができます。
2025年の統一試験(会場受験)の日程と受験料は、以下のとおり。
第169回 2025年2月23日(日) 受験料3,300円(税込)
【参照:日本商工会議所HP https://www.kentei.ne.jp/calendar_2024】
日商簿記3級の難易度
日商簿記3級の試験は、100点満点中70点以上が合格点です。
受験者の人数や問題の難易度は関係なく、70点以上取れば合格です。
そのため、問題が簡単な時は合格率が30%代後半の時もあります。
難しい時は、合格率26%(2016年2月の試験)とだいぶ違います。
さらに問題が難しかった時は、合格率18%(2010年2月の試験)という時もありました。
すなわち、日商簿記検定の問題の難易度は、運も左右されるということです。
直近3回の合格率をまとめました。
日程
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受験者数
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実受験者数
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合格者数
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合格率
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2024年11月
第168回 |
22,922人
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19,588人
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5,785人
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29.5%
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2024年6月
第167回 |
24,497人
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20,927人
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8,520人
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40.7%
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2024年2月
第166回 |
28,565人
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23,977人
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8,706人
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36.3%
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参照:日本商工会議所HP
【https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data】
日商簿記3級の勉強時間
この記事の筆者は、日商簿記3級の試験に正社員として働きながら書店で購入した2冊の本で、独学で一発合格しました。筆者は、高校が商業高校でもなく、大学も商学部や経済学部ではないです。
社会人になり0から簿記を勉強しました。
勉強時間は100時間ほどで、勉強期間は3ヵ月ぐらい前から余裕をもって始めました。勉強は、土日休みに8時間ぐらいまとめてやりました。
なぜなら、平日は車で片道1時間かけて通勤していたので疲れて家に寝て帰るような生活だったからです。
平日に少しずつの勉強ですと、中途半端にしか参考書のページが進まなく、「明日も仕事か…」というモチベーションで集中があまりできません。
そのような理由で、気分の良い休みに勉強をしました。3ヵ月ぐらい前から余裕を持って始めれば、筆者のようなやり方で十分合格できます。
インターネットで、日商簿記3級の合格者の平均の勉強時間や勉強期間を調べてみました。結果は、勉強時間は100時間ぐらい、勉強期間は2~3ヵ月が圧倒的に多かったです。
日商簿記3級の独学の勉強法と体験談
合格した筆者の体験談として、一番大事なのは勉強時間ではなく、量と質です。
筆者は、最終的に100時間ぐらいの勉強時間になりましたが、時間は気にせず毎回の勉強で「テキストを何ページまでやる」と決めて勉強をしました。
筆者の勉強法は、最初に買った2冊の本のうちテキスト&問題集がセットになっている1冊を、最初から最後まで2回読みました。
1回目はどんなことが書いてあるか流して読み、2回目にじっくり読みながら考えて理解しました。それが終わったら、過去問を1回分まず解いてみて、どれくらい理解しているかを確認しました。
そして、分からないところはテキストを開き確認して、再び問題を繰り返し解きました。その流れで、過去問を最低6回分は解いて欲しいです。
試験まで時間がない人は、過去問6回分でも十分合格可能です。
日商簿記3級も2級も70点取れば合格の試験ですので、完璧を求めなくて大丈夫です。
大事なのは、「皆が解ける簡単な問題で計算ミスなど小さなミスをしない」ことです。
筆者は、本番の試験に慣れるため、過去問9回分を2時間の試験時間を計りながら解きました。過去問を9回分やれば、十分な成果がより出せます。
なぜなら、日商簿記検定は過去に出た問題が繰り返し少し形を変えて出るからです。
過去問をやればやるほど問題傾向が分かります。勉強法は以上です。
日商簿記3級を独学で合格しよう【おわりに】
日商簿記検定3級の試験について、筆者の体験談も交えて解説しました。
筆者が受験した時の気持ちとして、「受ける限りには、受験料を無駄にしたくない。一発で合格してやるぞ!」という強い意気込みで勉強に臨みました。
また、お金もかけたくなく自分のペースでやりたかったので、「TAC」や「大原」などの通信講座や、通学を選びませんでした。
最後に、日商簿記3級のオススメのテキストや過去問題集を厳選して詳しく紹介している記事のリンクを下に載せておきます。
合わせて読むことで、日商簿記3級の合格に大きく近づけます。この記事が、日商簿記3級を受験する人の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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