日商簿記2級の過去問て色々な出版社から出ていて、どれが良いか悩んだりしますよね。
この記事では、日商簿記検定2級を独学で合格した私が、2025年2月(第169回)試験に対応したおすすめの過去問題集を2冊紹介します。
2冊のうち、1冊は実際に私が使ったものを紹介します。
この記事の筆者は、経理や労務管理の実務経験者で日商簿記2級やビジネス実務法務検定、FPなど資格を14個保有しています。日商簿記2級は、3級に比べ難易度が格段と上がります。できる限り準備をしましょう!
この記事では、以下のことが分かります。
- 日商簿記2級の最近の難易度
- 日商簿記2級の配点
- 日商簿記2級の試験時間と試験内容
- オススメの過去問題集2冊
それでは、次の項目から詳しく解説していきます。
日商簿記2級の最近の難易度
ここ数年の簿記2級の試験は、難しくなってきています。
2020年11月~2024年6月試験で、難しかった回と易しかった回を紹介します。
難易度が難しかった回
2021年2月~2024年6月で難しかった試験の回の合格率
- 2021年2月 合格率8.6%
- 2023年11月 合格率11.9%
反対に試験が易しかった回も紹介します。
難易度がやさしかった回
2021年2月~2024年6月で易しかった試験の回の合格率
- 2021年11月 合格率30.6%
- 2022年6月 合格率26.9%
直近の試験である第167回(2024年6月)の試験は、合格率が22.9%と難しかったです。
2025年2月の試験に向けて、気を引き締めて勉強していきましょう!
日商簿記2級の配点と試験内容
日商簿記2級の配点と試験内容について触れていきます。
日商簿記2級の配点は商業簿記60点で工業簿記40点
日商簿記検定2級の配点は、商業簿記が60点で工業簿記が40点です。
商業簿記が第1問~第3問で60点、工業簿記が第4問~第5問が40点で構成されています。
工業簿記は配点が低く内容が少し理解しづらいですが、手を抜かずに取り組みましょう!
日商簿記2級の試験内容
日商簿記2級の試験内容は、以下のとおり。
第1問 | 仕訳問題 |
第2問 | 連結会計、個別論点の総合問題など |
第3問 | 財務諸表など |
第4問 | 仕訳問題、個別原価計算、標準原価計算など |
第5問 | 直接原価計算、原価再分析など |
試験時間は、紙の試験(統一試験)もネット試験(CBT方式)どちらも90分です。
あれ、試験時間は120分じゃないの?
2021年2月まで紙の試験は、120分でした。2021年6月から紙の試験とネット試験の時間が90分に統一されました。試験内容はあまり変わらないので、試験時間が短くなったぶん問題を解くスピードが合格のカギです。何度も過去問を演習して、試験時間に慣れましょう。
日商簿記2級のおすすめの過去問題集
日商簿記2級の最新のおすすめの過去問を2冊詳しく紹介していきます。
合格するための本試験問題集日商簿記2級
一冊目は、
「合格するための本試験問題集日商簿記2級2024年AW(秋冬)対策(よくわかる簿記シリーズ)」です。
この本は「合格するための過去問題集」のシリーズが、より改善されつくられました。
出版社は、TACです。過去問対策本で、一番売れています。
この本の特徴は、以下のとおり。
- 最近の問題傾向を反映した本試験タイプの問題を12回分収録
- ネット試験の模擬試験プログラム10回分収録
- 出題別に攻略法が載っている
この本のデメリットは、以下のとおり。
- 540ページとボリュームが多く、過去問12回分を全部解けない可能性がある
- 定価2,420円(税込)と少し高め
私は、合格するための過去問題集のシリーズの本を使い独学で合格しました。日商簿記2級の合格には、時間を計りながら、たくさん問題を解くことが大変重要です。本当に解説も細かく分かりやすいのでオススメの本です!
この本を手にとり、入念に過去問対策に取り組みましょう。
スッキリうかる日商簿記2級本試験予想問題集
二冊目は、
「スッキリうかる日商簿記2級本試験予想問題集2024年度版(スッキリわかるシリーズ)」です。
この本は「スッキリとける過去+予想問題集」のシリーズが、より改善されてつくられました。
出版社は、TACです。
監修は、簿記やFPのベストセラーを多く生み出している「滝澤ななみ」さんです。
この本の特徴は、以下のとおり。
- 予想問題9回分とネット試験の模擬試験プログラム5回分つき
- 定価1,760円(税込)と手ごろな価格
- 内容がシンプルかつコンパクトに書かれている
- 問題と答案用紙が取り外せる
- 本のサイズが小さく、持ち運びに便利
試験直前にあまり時間がとれない人には、おすすめの本です。シンプルにコンパクトに書かれているので短期間で、合格したい人は購入をおすすめします。
日商簿記2級は難しいが独学でも合格は可能|まとめ
この記事のまとめは、以下のとおりです。
- 日商簿記2級の近年で一番難しい回は、合格率が8.6%、易しい回だと20%代後半
- 点数配分は商業簿記が60点、工業簿記が40点
- 第一問~第三問が商業簿記、第四問と第五問が工業簿記
- 「合格するための本試験問題集日商簿記2級2024年AW(秋冬)対策」がおすすめ
- 「スッキリうかる日商簿記2級本試験予想問題集2024年度版」がおすすめ
日商簿記2級の試験は、工業簿記も加わり、簡単な試験ではないです。
ここ数年は、試験内容の改定や試験時間が短くなり、より難しくなっているのが現状。
しかし、きちんと過去問で勉強をすれば、合格は可能な資格です。
おすすめの過去問を2冊紹介しましたが、
私のオススメは「合格するための本試験問題集日商簿記2級2024年AW(秋冬)対策」です。
私は、このシリーズの本を使い日商簿記2級に合格することができました。
過去問をたくさん解くことで、試験傾向が分かり、問題を解くスピードも上がります。
最後に上記の紹介した2冊のリンクを下記に載せておきますので、気になった方を手にとってみてください。
ぜひ、紹介した本を手に取り、合格を勝ち取りましょう!
あなたの頑張りを応援しています!
情熱を解き放とう!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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